年子と聞くと、大変といったイメージが大きいかと思います。
確かに大変ですが、私自身「年子で良かった」と心から思っています。
楽しい幸せだけでは済まない育児と、年子で良かったと感じた理由をリアルにお伝えし、大変なときをどう乗り越えてきたか、共有できたらとおもいます!
年子育児大変だけど良かったこと5選
2人目の妊娠がわかったのは、長男が10ヶ月のとき。1歳半差の年子兄妹です。
計画的ではなかったので、正直驚いてしまいました。嬉しいよりも先に、まだ赤ちゃんの息子をもうお兄さんにしてしまうことへの罪悪感が大きかったです。
でもこんなに早く子どもが授かれることは幸せなこと!
そして、娘がうまれてから息子の様子を見て、後ろめたい気持ちは吹っ飛びました!
良かったこと①兄妹仲が良い
娘が生まれてすぐはわけもわからず「なんかいる」といった様子。
もはやもう1人いることすらわかっていないような感じでした(笑)
1つ意識していたのは「一緒にお世話をする」ということです。
一緒にミルクをあげたり、オムツを持ってきてくれたり、沐浴の際はシャワーでお湯を入れてもらうなど、できることを手伝いしてもらいました。
少し目をはなすと自分のジュースをプレゼントしていてヒヤヒヤしたことも覚えています。でも、妹を意識しはじめたのかなとも感じました。
3ヶ月くらいたつと、娘も兄が近くにいると喜び、長男も戯れあって遊んでいました。
長男が2歳になったころ、自らおもちゃを貸してあげる様子が!
その頃から、兄妹というよりも「相棒」といった言葉がしっくりきはじめます。
どこにいくにも一緒、外遊びも一緒にしてお昼寝も一緒。
現在5歳、3歳になり、2人で協力し遊びを考える姿に成長を感じています。一緒に戦いごっこやおままごと、追いかけっこなど喧嘩をしながらも、2人で「〇〇しよっか」「いいね」といって遊んでいます。
ママのとり合いは今でも変わらず激しいです。
良かったこと②赤ちゃん返りがない
いわゆるイヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なった時期もあった気がしますが、記憶にのこるほどの赤ちゃん返りはありませんでした。
当時の私は息子のメンタルが心配で、基本息子を優先し過ごしていました。
退院当日に息子と散歩へ出掛けるといった無理をすることも。。そのおかげか、産後の戻りが悪く何ヵ月も病院へ通いましたので、可能ならゆっくり過ごすことをおすすめします。
1歳半という年齢的なことはもちろん、息子と関わる時間を重視していたので、そこまで様子は変わらなかったと思います。
保育士時代、保護者の方にこんな話を聞かせてもらいました。
生まれたては生理的欲求で泣くけれど、上の子は感情で泣くから上の子を優先し、下の子の成長に合わせて対応を変えていけば大丈夫と教えていただきました。
そんな話を頭に置きながら過ごしていました。長男の穏やかな性格もあるかと思いますが、我が家はマシな方だったなと感じています。
でもなんだか最近3人目ができてから、2人とも赤ちゃん返りしている気がする。。(笑)
良かったこと③一緒にできることが多い
成長とともに一緒にできることが増えます。
トイレトレーニングにも上の子がする姿を見て一緒にオマルに座っていました。
現在5歳と3歳ですが、スマイルゼミを同時期に購入し、毎日同じ時間に取り組んでいます。片方がはじめると「自分も」と同じことをしたがるので良い刺激になっています。
良かったこと④買い足すベビー用品が少ない
長男が生まれて1年半後に娘が生まれたので、買い足したベビーグッズはほとんどありません。
強いて言えば、ベビーベッドとオマル、2人乗りベビーカーを追加しました。
長男はマイペースだったので、寝返りは7ヶ月、ハイハイは11ヶ月、はじめの一歩は1歳4ヶ月でした。娘が生まれたときは、まだよちよち歩きだったので、ベビーベッドが大活躍でした。
オマルは長男がトイレに座る際に娘も一緒に座れるように購入しました。一緒が嬉しいようで買って良かったです。あと、手が離せないとき長男がトイレに行きたがったら、「オマル座っててー!」と声をかけると自分でしてくれるので助かっていましたよ。
2人乗りベビーカーの購入には、正直迷いましたが。買ってよかったです。テーマパークやショッピングモールでは、いまだに必要不可欠です。また別の記事で紹介しますね。
洋服も基本はお下がり、成長とともに女子らしいものを買い足していきました。オムツも少し経てば同じサイズを利用していました。
良かったこと⑤とにかくかわいい
赤ちゃんが2人いると思うと大変ですが、それを上回るかわいさです。
1歳、2歳頃の愛嬌マックスな可愛さにプラス赤ちゃんがいるので周りの方も可愛がってくれます。
お散歩へ出れば必ず声をかけてもらえます。
地方へ嫁いできた身としては友達や知り合いがいなかったので、それだけで救われます(笑)
さらに、こうして声をかけてもらえると我が子の可愛さを再確認するとともに、頑張ってきて良かったと思えます。
年子育児大変なときを乗り切るコツ9選
今でも記憶に残る大変だった時期は以下9選です。
私がどう乗り切ったか、反省を含めお伝えさせてください。
①妊娠中は生活リズムをつけ体力とおんぶで乗り切る
息子との妊婦生活は体力勝負で、毎日公園や支援センターへ行きたくさん遊びました。ゆっくり休むことはできませんが、そのおかげか気も紛れ、つわりはそこまでひどくなりませんでした。
長男は生まれて2ヶ月から生活リズムを作っていました。
当時は、午前中10時には家を出でたくさん遊び、昼食後お昼寝という流れを徹底していました。そうすることで午後は比較的ゆっくり過ごすことができます。その間に夕飯の支度をし、起きたら散歩へ出かけ夜は8時までに寝かすようにしていました。
途中で起きることもありますが、夜は8時以降自由時間が取れるのでそのために頑張っていました!
抱っこもしますが長時間はシンドイので基本おんぶです。夕飯作り中、機嫌が悪くなれば、大きなお腹に長男をおんぶして作業していました。
一番どうにもならずに、仕事中の主人に助けを求めたのが、坐骨神経痛でした。
真夏の暑い中、少しも動けなくなってしまったのです。病院に連絡してもどうしようもないと言われ、主人に帰って来てもらいました。
妊娠中は何が起きるかわからないので、トラブルの際の対応をパートナーと相談しておくと良いです。
②寝かしつけはそのうち慣れるが夜間授乳は頑張るしかない
退院後、最初に困ったのは寝かしつけでした。
長男の寝る時間、娘はぐずりはじめます。そして夜中娘が泣いて起きると、息子も一緒に起きて泣きはじめました。その頃主人はほぼ夜勤勤務、日中も仕事といった時期だったので対応は全て私。長男がなかなか朝まで寝ない子だったので、寝不足には慣れていましたが、夜中に2人揃って泣かれた時は焦りました。一緒に泣いたこともありました(笑)
しかし2ヶ月もする頃には娘のリズムもわかり、長男も慣れ、泣き声で起きることはなくなりほっとしたことを覚えています!
そのうち慣れるので大丈夫、なんとかなります。
とはいえ娘は、おっぱいをあまり飲まないに加えミルク拒否で夜中1時間おきに
起きるので白目でした(笑)こだわりのない方は早い段階で混合の方が気持ちが楽かもしれません。。
③遊ぶ場所は安全第一・支援センターで遊んでもらう
現在は5歳、3歳になり、2人とも運動面では大きな差なくどこでも遊べるようになりましたが、下の子の身体能力が近づいてくるまで、遊ぶ場所はいつも同じでした。
支援センターか小さい遊具の公園です。
私1人の日は、大型遊具の公園は避けていました。
理由は、安全面で見切れないこと、2人とも遊びたい場所が分かれてしまうからです。
支援センターへ行くと保育士さんや支援員の方が片方を見てくれます。またお友達もできるので毎日のように通っていました。
ここで反省点があります。
長男は慎重で石橋を叩いても渡らないタイプな上に、大型遊具の経験が浅く、保育園入園後他の子との差に驚きました。
もっとダイナミックな遊びをたくさんしてあげたらよかったなと思います。
④沐浴は長男のリズムに合わせる・無理して湯船に入れない
最初2人目の沐浴時間は、長男のお昼寝中にしていました。が、途中から夕飯後に変更しました。
長男のお風呂中に寝ていて欲しかったからです。
長男がお昼寝している間の方がゆっくり沐浴できたのですが、夕方からぐずりはじめがちなので、泣く前に沐浴して疲れて寝てもらおうという作戦でした。
比較的成功しました。沐浴の間、長男はテレビを見ていたり、お手伝いをしてもらったりしました。
入浴後は長男も寝るので2人のリズムを合わせるのにもちょうどよかったです。
我が家は、3人で一緒にお風呂に入り始めたのは娘の首が座り、寝返りも習得した3ヶ月くらいだったと思います。
先程お伝えしたように、長男は歩けるようになるまで時間がかかったので、お風呂で首の座らない乳児と安定しない1歳児を見るのは怖く、しばらく沐浴を利用していました。
⑤買い物・移動はいかに楽できるかを考える
田舎に住んでいる事もあり、基本車で移動するため目的地までは困りません。たまに実家に帰省すると都会のお母さんたちってすごい!と思います。
普段のお出かけやお買い物は、下の子が小さいうちは抱っ紐、上はカート又はベビーカーに乗せていました。
小さいうちは何回も車から乗せ降りするのも面倒なので、1回で買い物が済む場所へ行くか、パパが休みの日にまとめ買いです。
現在は、2人とも基本的に歩いてもらいます。スーパーへ行くと子ども向けの魅力的なカートに乗りたがりますが、2人乗りがなく喧嘩になるので、私と3人の時は完全拒否です。
拒否し続ければ理解してくれます(笑)なので、パパがいる時だけOKにしています。
テーマパークやデパートでは2人乗りベビーカーを必ず持って行きます!
ベビーカーのいらない年齢かもしれませんが、疲れて機嫌が悪くなると抱っこマンになる可能性大なので、みんながご機嫌に過ごすために使用しています。
⑥風邪を引いたら長いので覚悟と開き直りが重要
1人が風邪を引き完治した頃にもう1人が体調を壊します。そのため長男3歳、長女2歳で保育園に入り、1年間はほとんど働くことができませんでした。
仕方ないので開き直って休みを楽しむに限ります。
そしてまたすぐに休むであろうと覚悟し、周りに伝えておくのです。
休み明けは菓子折り持って全力で頭を下げました。常に真面目な姿勢を見せ、演じます。
周囲には愛想よく、積極的に職場の人とコミュニケーションを取っていくことでいつでも円満に辞めれます!(笑)
もしも嫌な態度を見せてきた人がいれば、同じ態度で返します。
そして仕事に出られた時は、その人よりも働きました。
なんならその人を手伝いニコニコで助けてあげるようにします。
働く母は大変ですよね。理解ある職場もあれば、そうでないことも。。。
どのくらい休む可能性があるかというと1週間すべて仕事に出られたことはありません。
風邪をこじらせて入院した時は、月のお給料は4,000円台でした(笑)
今となれば笑い話ですが当時は、子どもたちに無理をさせているのではないか、流石に職場に行きづらいし陰口は言われていると思っていました。
「いつでも辞めてやる」「いつでも逃げてやる」「辞める前に嫌いな人に一言言ってやる」とお守りのように心で思いながら1日を乗り切りました!
⑦保育園行事参加クラスはバランスよく
幼児クラスになると、運動会や遠足で保護者も参加することが増えてきます。
そこで問題なのが、どちらのクラスで参加するか問題です。
毎回長男の方で参加していたことで、長男のクラスの保護者とは良く話したり、連絡先の交換をすることもありますが、下の娘のクラスの保護者との関係は薄いです。
遠足のお弁当ではクラスで固まって食べるのですが、娘のクラスと息子のクラスが遠い。。。でも年子に限らず、そういったことにはなりますよね。
娘の友達関係もあるのでバランスよく参加できるのが良いなと思います。
⑧同じものが欲しい・やりたいは可能な範囲で叶えてあげる
うちは息子の方が物欲が強くなんでもとりあえず買いたい、娘は欲しい物だけ買いたいといったタイプです。とはいえ、娘も時間差で兄が持っているものを使いたくなったり、長男がその逆になったりです。食べ物の「〇〇が食べてるなら食べる」「〇〇は何個ある!」と細かい細かい。でも私も男4人兄弟の中で育ってきたので気持ちはわかる。。
基本2人で順番にしていますが、可能なものは一人1つずつ買うことも。
最近ではスマイルゼミ。長男だけでいいかなと思いましたが、どうせやりたがるし、やる気があるなら2人やるか!と同時購入しました。
⑨産後うつは支援センターとママ友で乗り切った
実は、2人目出産後、退院して2ヶ月くらいの頃「産後うつ」になっていました。
保健師さんのお家訪問で産後うつを指摘され、色々なサービスを紹介してもらいました。でもお金がかかるので利用しませんでした(笑)
当時は頼れる場所がなく、主人もほとんど仕事で家にいませんでした。休むことなく、睡眠時間は毎日3時間ほど。産後うつを旦那含め旦那側の親族に軽く伝えても、特に反応はありません。大したことないと思っていたのかもしれません。
それでも育児はストップできませんよね。
なので同じ境遇のママ友に話を聞いてもらい、支援センターへ行き保育士さんに子どもの相手をしてもらうこともありました。
そんな感じで過ごしていくうちに生活にも慣れていきました。
支援センター・気の合うママ友のおかげです。
とにかく支援センターでもなんでも人と話せる場所にいくと気分転換になります。
年子育児は大変さよりも嬉しいこと楽しいことがたくさん
ここまで年子の体験エピソードをつらつら書いてきましたが、私は心底年子でよかったと思っています。大変さが笑い話になるくらい可愛いからです!
2人は相棒
歳の差兄妹では見られないんだろうなと思う、2人の相棒感です(笑)
今でも家では2人でよく遊んでいます。仲間意識が高いです。保育園にお迎えに行くと2人で追いかけっこをしている姿も。本当に仲が良いと先生からもいってもらえます。
どちらかがいないと「〇〇に会いたい」「〇〇のお菓子も買わないと」なんて可愛い発言もありホッコリしますよ。
頼もしい兄・姉
現在3人目を妊娠しているのですが、長男とは5歳差、長女とは4歳差になります。
3人目ということで、妊娠初期は切迫流産と診断され自宅安静だった期間もありました。2人とも、色々と感じていたと思いますが、子どもなりに理解してくれていました。生まれたら、おむつもミルクもやってあげると2人で張り切っています。
年子も良いけど、歳の差も良いもんだなと感じている今日この頃です。
年子育児は大変⁉年子で良かったこと大変だったこと まとめ
年子と聞くと大変だねとよくいってもらいます。
そんなことないですとは言えませんが、うちは長男長女ともに優しくて、ユニークで毎日楽しい日々を送らせてもらっています。
生まれてすぐは記憶がないくらいなので、怒涛の毎日を送っていくかと思いますが、それもあっという間です。当時は必死でそんな余裕ありませんが、本当にあっという間すぎて寂しさを感じはじめています。でも楽になった部分への喜びもしっかり噛みしめています(笑)
その都度大変な時もありますが、先輩ママの経験や友人、保育士さん、支援センター等に相談しながら過ごしていくと良いと思います。
あとは疲れたら、ユーチューブでもなんでも頼れるものを駆使していけば乗り切れます!
そして、私ってすごい。年子ワンオペで見てますから!と自分で自分を褒めて自己満で育児していくのもおすすめです(笑)
これからも年子育児について皆さんににお役に立てる情報を発信していけたらと思います。
また我が子は2人とも、保育園に入園後、不定期にパニックで倒れる長男に、2年経っても毎日ギャン泣きして担任に心開かない娘なんです。
そういったエピソードも共有できたらと考えております。